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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小泉 博明(コイズミ ヒロアキ)
1954年東京都生まれ。1977年早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。2012年日本大学大学院総合社会情報研究科博士課程修了。博士(総合社会文化)。早稲田大学教育学部非常勤講師、東京大学教養学部非常勤講師などを経て、文京学院大(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小泉 博明(コイズミ ヒロアキ)
1954年東京都生まれ。1977年早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。2012年日本大学大学院総合社会情報研究科博士課程修了。博士(総合社会文化)。早稲田大学教育学部非常勤講師、東京大学教養学部非常勤講師などを経て、文京学院大(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
歌人でかつ脳病院長として重責を全うした茂吉。精神医学を学ぶようになるのは養父・斎藤紀一との宿縁からであった。国家による「衛生」が推進された時代、病者への差別や排除があった時代に、「感謝せられざる医者」と呼ばれた精神科医として病者に寄り添いつづけた。「欲望」に忠実だった茂吉の人生を読み込み、かれの病気観に流れる思想を剔抉する。
もくじ情報:第1章 茂吉の性の諸相;第2章 茂吉のユーモア;第3章 茂吉と手帳;第4章 精神病医茂吉と精神科医北杜夫;第5章 茂吉の戦争詠;第6章 茂吉の晩年『つきかげ』時代;第7章 茂吉の仏教観―『赤光』を事例に;第8章 茂吉と浅草寺