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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
深沢 潮(フカザワ ウシオ)
東京都生まれ。2012年「金江のおばさん」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞。受賞作を含む『ハンサラン 愛する人びと』(文庫版『縁を結うひと』)でデビュー。自らのルーツである在日コリアンの問題に向き合い、『ひとかどの父へ』『緑と赤』『海を抱いて月に眠る』『翡翠色の海へうたう』などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 深沢 潮(フカザワ ウシオ)
東京都生まれ。2012年「金江のおばさん」で「女による女のためのR‐18文学賞」大賞受賞。受賞作を含む『ハンサラン 愛する人びと』(文庫版『縁を結うひと』)でデビュー。自らのルーツである在日コリアンの問題に向き合い、『ひとかどの父へ』『緑と赤』『海を抱いて月に眠る』『翡翠色の海へうたう』などの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「無難に生きるのが一番幸せなのよ」という母の口癖にしたがって生きてきた莉子。それなのに、待っていたのは勤務先の突然の倒産に恋人との別れだった。すべてを失った莉子に残ったのは趣味で続けてきた踊ることの楽しさだけ。両親の反対を押し切り、フラメンコを学ぶため思い立って本場スペインに旅立ったが、異国での生活に無力さを突き付けられる。自分を見つめ直す日々の中で、莉子は自分にとっての大切なものが何かを探し始める。