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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
麻倉 一矢(アサクラ カズヤ)
1947年、兵庫県生まれ。東京大学文学部卒業、コピーライターを経て『魔宮伝』(角川書店)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 麻倉 一矢(アサクラ カズヤ)
1947年、兵庫県生まれ。東京大学文学部卒業、コピーライターを経て『魔宮伝』(角川書店)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
将軍吉宗は大川の川開きの宵、初めて町人から激しい敵対の言葉を浴びた。「今やこの国を動かしているのは商人と知るがよい。商人の財力はとうに武家を越えている」。そう言うのは大坂堂島の米相場の仲買人で、日ノ本の米価を操る鴻池屋であった。将軍の影目付・柳生俊平は吉宗から特命を受け、止まらぬ米価上昇を冷やすべく、勘定奉行の河野通喬らと大坂に向かうのだった。