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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
今福 道夫(イマフク ミチオ)
1944年東京に生まれる。1968年東京農工大学農学部卒業、1974年京都大学大学院理学研究科博士課程退学、1976年理学博士。京都大学理学部助手、助教授、教授を経て、京都大学名誉教授。専門は動物行動学、とくにヤドカリ、カニ、昆虫など無脊椎動物の行動の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 今福 道夫(イマフク ミチオ)
1944年東京に生まれる。1968年東京農工大学農学部卒業、1974年京都大学大学院理学研究科博士課程退学、1976年理学博士。京都大学理学部助手、助教授、教授を経て、京都大学名誉教授。専門は動物行動学、とくにヤドカリ、カニ、昆虫など無脊椎動物の行動の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ゼフィルスの愛称で親しまれるチョウのミドリシジミ。翅の美しい輝きはどのように作られ、彼らの生態にどのような意味をもつのか興味は尽きない。「雄が派手なのは雌の関心を引くため」という説は果たして本当だろうか?ヤドカリやカニなど、さまざまな生きものを研究してきた動物行動学の第一人者が、中学生のとき魅せられたチョウに立ち戻り、その翅の色、色覚、行動の謎を粘り強く解き明かしていく。実験室やフィールドワークの克明な様子、意外な結果を受けて新たな実験に挑戦と、著者の研究ヒストリーを読者は追体験できるだろう。
もくじ情報:梢上の花―チョウとの出会い;クジャクの雄―自然淘汰と性淘汰;ミドリシジミの仲間―分類と学名;三つの方針―研究へのアプローチ;紫外線―翅の色を調べる;ウラニア型―色素色と構造色;前照灯―偏った光の反射;紫外線知覚の発見―昆虫の色覚;雌は雄の色を見るか―チョウの色覚;岩木山―雄の色の効果;龍ヶ崎―翅の色による識別;翅を誇示しない雄―求愛行動;雄に向かう雌―縄張りに雌出現;ヤマトシジミ―雄の色を好む雌;モデルを花と間違える―実験中のできごと;目を外に向ける―研究の流れ