内容紹介：ヒロイン・鈴子は、香川生まれの大阪育ち。銭湯の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていく。満面の笑顔、からだ全体を使った踊り、明るい歌声。それは、激動の時代を乗り越えてきたからこその強さがあった－－。ひたむきに歌に踊りに向き合い続けた波乱万丈の物語。
歌って踊るのが大好きな大阪の銭湯の看板娘・花田鈴子は、地元の歌劇団に入団し、抜群の歌唱力により頭角を現す。昭和１３年、東京で人気作曲家と出会い、“スウィングの女王”と呼ばれる人気歌手となる。しかし、戦争が始まると、活動の場は制限されることに。激動の時代の渦中で、ひたむきに歌と踊りに向きあいスター歌手への階段を駆け上がっていく…。

足立　紳(アダチ　シン)
２０１６年、映画「百円の恋」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞と菊島隆三賞を受賞。１９年、原作・脚本・監督を手がけた「喜劇　愛妻物語」で第３２回東京国際映画祭コンペティション部門にて最優秀脚本賞受賞。２０年、劇場版「アンダードッグ」前後編でヨコハマ映画祭脚本賞受賞