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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
河添 房江(カワゾエ フサエ)
1953年生まれ。東京学芸大学名誉教授。東京大学文学部卒。同大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は源氏物語をはじめ平安文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 河添 房江(カワゾエ フサエ)
1953年生まれ。東京学芸大学名誉教授。東京大学文学部卒。同大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は源氏物語をはじめ平安文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
紫式部の生きた平安時代。今から約1000年前の王朝生活において、沈香、瑠璃壺、青磁、唐綾、毛皮などの舶来品は、高価で入手しにくく、貴族たちの富と権威の象徴であった。『源氏物語』や『枕草子』をはじめ、『竹取物語』『うつほ物語』『栄花物語』ほか王朝文学作品にも唐物は多く描かれている。舶来の「モノ」をキーワードに王朝文化の世界を読み解き、物語の登場…(続く)
紫式部の生きた平安時代。今から約1000年前の王朝生活において、沈香、瑠璃壺、青磁、唐綾、毛皮などの舶来品は、高価で入手しにくく、貴族たちの富と権威の象徴であった。『源氏物語』や『枕草子』をはじめ、『竹取物語』『うつほ物語』『栄花物語』ほか王朝文学作品にも唐物は多く描かれている。舶来の「モノ」をキーワードに王朝文化の世界を読み解き、物語の登場人物の関係や、平安時代を生きた人々のこころを浮き彫りにする。
もくじ情報:第1章 紫式部の人生と唐物;第2章 王朝のフレグランス;第3章 『源氏物語』のフレグランス;第4章 王朝の交易ルート;第5章 紫式部の情報源;第6章 道長の海外ネットワークと唐物;第7章 王朝のガラス;第8章 王朝のブランド陶器;第9章 王朝の毛皮ブーム;第10章 渤海国と桐壺巻の「高麗人」;第11章 紫式部の越前下向と対外意識;第12章 舶来ブランドの男性コスチューム;第13章 舶来ブランドの女性コスチューム;第14章 王朝のインテリア;第15章 王朝の紙の使いみち;第16章 舶来ペットの功罪