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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
稲垣 直樹(イナガキ ナオキ)
1951年、愛知県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。新ソルボンヌ大学(パリ第3)にて文学博士号取得。日本翻訳家協会より日本翻訳文化賞受賞。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 稲垣 直樹(イナガキ ナオキ)
1951年、愛知県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。新ソルボンヌ大学(パリ第3)にて文学博士号取得。日本翻訳家協会より日本翻訳文化賞受賞。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ユゴー研究の第一人者による長年の『レ・ミゼラブル』研究の集大成。刊行当時の一般読者の大反響とレアリスム小説家たちの酷評とのギャップから、執筆時の時代背景、著者ヴィクトル・ユゴーの思想、小説技法やプロット設定、舞台・映画など諸芸術へのアダプテーションまでを精緻に解き明かし、時代と国を越え人々が熱狂する『レ・ミゼラブル』の神髄に迫る。
もくじ情報:第1部 「神話」成立に向けて(時代背景―近代市民社会とその基本的特質;作者ユゴーの社会的ステータス;レアリスム時代の「…(続く)
ユゴー研究の第一人者による長年の『レ・ミゼラブル』研究の集大成。刊行当時の一般読者の大反響とレアリスム小説家たちの酷評とのギャップから、執筆時の時代背景、著者ヴィクトル・ユゴーの思想、小説技法やプロット設定、舞台・映画など諸芸術へのアダプテーションまでを精緻に解き明かし、時代と国を越え人々が熱狂する『レ・ミゼラブル』の神髄に迫る。
もくじ情報:第1部 「神話」成立に向けて(時代背景―近代市民社会とその基本的特質;作者ユゴーの社会的ステータス;レアリスム時代の「神話」創造);第2部 「神話」としての『レ・ミゼラブル』(背景としてのシンクレティズムと『聖書』;「鏡」と「神のシナリオ」;世界の再生へ);第3部 世紀を越える「神話」、その再創造(日本におけるユゴーと『レ・ミゼラブル』;二十世紀の『レ・ミゼラブル』、そして…);結論 まとめ、総括―歴史の展望とユゴーの史観からの照射