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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
鶴見 俊輔(ツルミ シュンスケ)
1922・6・25~2015・7・20)。哲学者。東京生まれ。15歳で渡米しハーバード大学で学ぶ。在米中にアナキスト容疑で逮捕されたが、留置所で論文を書き上げ卒業。交換船で帰国。戦後、丸山眞男らと「思想の科学」を創刊。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭を執る。また、65年、「ベ平連」(ベトナムに平和を!市民連合)を小田実、高畠通敏らと発足。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。72年、メキシコのエル・コレヒオ・デ・メヒコで客員教授に就任。79年、カナダのモントリオールのマッギル大学で連続講義を行う。稀代の読書家として文芸評論や書評も多く執筆。…( ) 鶴見 俊輔(ツルミ シュンスケ)
1922・6・25~2015・7・20)。哲学者。東京生まれ。15歳で渡米しハーバード大学で学ぶ。在米中にアナキスト容疑で逮捕されたが、留置所で論文を書き上げ卒業。交換船で帰国。戦後、丸山眞男らと「思想の科学」を創刊。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭を執る。また、65年、「ベ平連」(ベトナムに平和を!市民連合)を小田実、高畠通敏らと発足。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。72年、メキシコのエル・コレヒオ・デ・メヒコで客員教授に就任。79年、カナダのモントリオールのマッギル大学で連続講義を行う。稀代の読書家として文芸評論や書評も多く執筆。82年に『戦時期日本の精神史』で大佛次郎賞、90年に『夢野久作 迷宮の住人』で日本推理作家協会賞、94年に朝日賞、2007年に『鶴見俊輔書評集成』全3巻で毎日書評賞をそれぞれ受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
一九六二年、雑誌「思想の科学」に発表され、埋もれた一篇の怪奇幻想探偵小説が「再発見」される契機となる作品論「ドグラ・マグラの世界」。政客の長男に生まれ、農園経営や僧侶や新聞社勤務等の傍ら執筆に励んだ夢野久作の実像を描き、昭和初期のきな臭い世相と不可分の作品世界の価値を評価した、日本推理作家協会賞受賞の作家論「夢野久作 迷宮の住人」。重層的夢野久作論集。
もくじ情報:ドグラ・マグラの世界(世界小説の誕生;民族主義と無政府主義のともにうまれる場所);夢野久作―迷宮の住人(夢野久作の世界;杉山泰道の生涯;作品の活動)