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出版社名:みすず書房
出版年月:2024年2月
ISBN:978-4-622-09686-3
471,73P 21cm
解離 若年期における病理と治療 新装版
フランク・W・パトナム/著 中井久夫/訳
組合員価格 税込 9,702
(通常価格 税込 10,780円)
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内容紹介・もくじなど
本書は、「解離」を包括的に描いたはじめての書である。副題に「若年期における病理と治療」とあるが、これは主題の限定を意味するのではなく、解離性障害の多くが児童/青年期に受けた虐待や非道処遇と密接に関連しているからである。なかでも解離性同一性障害ともいわれる多重人格性障害には、その傾向が著しい。著者は、長年の研究から、一見奇怪な解離性症状、たとえば複数の交代人格の出現なども、同一性の確立と基本的発達過程の挫折ととらえ、発達論的見地から病的解離を理解しようとする。正常な解離と病的解離のちがいや解離性障害の診断から、どのような治療を、特に発達途上の児童/青年に行なうべきかまで、現在のアメリカの研究を総…(続く
本書は、「解離」を包括的に描いたはじめての書である。副題に「若年期における病理と治療」とあるが、これは主題の限定を意味するのではなく、解離性障害の多くが児童/青年期に受けた虐待や非道処遇と密接に関連しているからである。なかでも解離性同一性障害ともいわれる多重人格性障害には、その傾向が著しい。著者は、長年の研究から、一見奇怪な解離性症状、たとえば複数の交代人格の出現なども、同一性の確立と基本的発達過程の挫折ととらえ、発達論的見地から病的解離を理解しようとする。正常な解離と病的解離のちがいや解離性障害の診断から、どのような治療を、特に発達途上の児童/青年に行なうべきかまで、現在のアメリカの研究を総動員した本書は、医師・専門家や被害者・関係者にとって不可欠の書となろう。
もくじ情報:第1章 序説;第2章 児童期心的外傷と非道処遇の本性と効果;第3章 非道処遇の転帰への影響因子と共通主題;第4章 解離序説;第5章 病的解離;第6章 外傷・解離・記憶;第7章 病的解離のモデルをめざして;第8章 「離散的行動状態」モデル;第9章 解離の発達的基盤;第10章 日常生活における解離と変成状態;第11章 解離症例提示―症例素描;第12章 臨床的現象学と診断;第13章 治療の哲学と原則;第14章 個人治療;第15章 解離性家族と家庭外居住;第16章 精神薬理学
著者プロフィール
パトナム,フランク・W.(パトナム,フランクW.)
1947年に生れる。1975年インディアナ大学医学部卒業、神経生理学の学位を取得後、イェール大学精神科で研修を行なう。この期間中にPTSDのベトナム帰還兵の治療を担当したことを契機に、トラウマ研究の道に進むことを決意する。その後NIMH(国立精神保健研究所、後に統合されてNIH国立保健研究所)研究員となり、多重人格性障害の研究に従事する一方、臨床コンサルタントとして活躍、1999年からはオハイオ州シンシナティの子ども病院付属メイヤーソン・センター所長に転出し、児童虐待防止プログラムの開発に携わる
パトナム,フランク・W.(パトナム,フランクW.)
1947年に生れる。1975年インディアナ大学医学部卒業、神経生理学の学位を取得後、イェール大学精神科で研修を行なう。この期間中にPTSDのベトナム帰還兵の治療を担当したことを契機に、トラウマ研究の道に進むことを決意する。その後NIMH(国立精神保健研究所、後に統合されてNIH国立保健研究所)研究員となり、多重人格性障害の研究に従事する一方、臨床コンサルタントとして活躍、1999年からはオハイオ州シンシナティの子ども病院付属メイヤーソン・センター所長に転出し、児童虐待防止プログラムの開発に携わる