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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
渋沢 栄一(シブサワ エイイチ)
1840年、武蔵国榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市)生まれ。家業の藍玉製造に携わり、論語も学ぶ。京都で一橋慶喜に仕え、1867年慶喜の実弟昭武のパリ万博視察に随行。帰国後、静岡藩、明治政府を経て経済人として第一国立銀行など約500の企業に関与。1931年没 渋沢 栄一(シブサワ エイイチ)
1840年、武蔵国榛沢郡血洗島村(現在の埼玉県深谷市)生まれ。家業の藍玉製造に携わり、論語も学ぶ。京都で一橋慶喜に仕え、1867年慶喜の実弟昭武のパリ万博視察に随行。帰国後、静岡藩、明治政府を経て経済人として第一国立銀行など約500の企業に関与。1931年没 |
一八六七年、パリ万国博覧会に派遣された将軍徳川慶喜の弟・昭武に随行した、渋沢と杉浦による旅の記録。植民地化するアジア、パリの壮観な凱旋門、ナポレオン三世や各国の国王への謁見、一万人が働くベルギーの製鉄所、イギリスの銀行での厳密な貨幣製造と、新聞社の精巧な印刷機。彼らの好奇心が、近代日本経済の扉を開いていく。
もくじ情報:第1章 上海から香港へ;第2章 インド洋を航して紅海へ;第3章 スエズをこえてパリに入る;第4章 パリ宮廷の社交;第5章 ロシア皇帝狙撃事件;第6章 パリ万国博覧会を見る;第7章 博覧会の褒賞式;第8章 博覧会における日本の評判;第9章 スイスおよびオランダを見る;第10章 ベルギーおよびイタリーを見る;第11章 マルタ島を巡歴;第12章 イギリス巡歴の旅;付録 『渋沢栄一自叙伝』より 王政復古と帰朝