|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
新美 南吉(ニイミ ナンキチ)
1913‐1943。1913(大正2)年、愛知県知多郡半田町(現・半田市)生れ。幼くして母を亡くし、継母を迎え、また養子に出されるなど、複雑で孤独な環境で育った。’32(昭和7)年、18歳の時、「ごん狐」が『赤い鳥』に掲載される。同年、東京外国語学校英語部文科に入学。巽聖歌との親交を深め、北原白秋、鈴木三重吉の知遇を得るが、21歳の年、初めて喀血し一時帰郷。卒業後、再び喀血。24歳で愛知県立安城高等女学校に就職したが、創作意欲は衰えず多くの童話や詩を書いた。主な作品に「ごんぎつね」「手袋を買いに」「最後の胡弓弾き」などがある。初の童話集『おじいさんのランプ』刊行…( ) 新美 南吉(ニイミ ナンキチ)
1913‐1943。1913(大正2)年、愛知県知多郡半田町(現・半田市)生れ。幼くして母を亡くし、継母を迎え、また養子に出されるなど、複雑で孤独な環境で育った。’32(昭和7)年、18歳の時、「ごん狐」が『赤い鳥』に掲載される。同年、東京外国語学校英語部文科に入学。巽聖歌との親交を深め、北原白秋、鈴木三重吉の知遇を得るが、21歳の年、初めて喀血し一時帰郷。卒業後、再び喀血。24歳で愛知県立安城高等女学校に就職したが、創作意欲は衰えず多くの童話や詩を書いた。主な作品に「ごんぎつね」「手袋を買いに」「最後の胡弓弾き」などがある。初の童話集『おじいさんのランプ』刊行後、29歳で没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
わずか29歳で夭逝した新美南吉は、美智子上皇后の胸に刻まれた「でんで…(続く)
わずか29歳で夭逝した新美南吉は、美智子上皇后の胸に刻まれた「でんでんむしのかなしみ」や「手袋を買いに」など、多くの心優しい童話と詩を残した。不遇な幼年時代だったが18歳で「ごんぎつね」を発表。その後結核に苦しみながらも、創作の情熱は最期まで衰えなかった。生きることの淋しさを抱えつつ、それでも歩もうとする勇気を、繊細な感性で描いた傑作童話11編と数編の詩を収録した。
もくじ情報:ごんぎつね;でんでんむしのかなしみ;花のき村と盗人たち;久助君の話;おじいさんのランプ;和太郎さんと牛;朝は;貝殻;梨;最後の胡弓弾き;手袋を買いに;花を埋める;小さい太郎の悲しみ;狐;春風;疲レタ少年ノ旅;窓