「邪魔をするしか能のない、姉のスペアは用済みだ」―働かない双子の姉の分も、長年国のために激務をこなしてきた真の聖女候補のモカ。ある日、姉に婚約者も功績も奪われた挙句、魔獣の巣窟である辺境に行けと告げられるが…激務から解放されるなら辺境でもどこへでも喜んで行きます！自由を手に入れたモカは体力回復の魔法入り料理を振る舞ったり、魔獣の瘴気を浄化したり、無自覚に力を発揮し人々から愛されていく。嫁ぎ先の冷酷無慈悲な騎士団長も噂と違い、過保護に甘やかしてくれているよう…？一方、モカを失った王宮は崩壊しはじめ…。

結生　まひろ(ユキイ　マヒロ)
『無口だった婚約者は美声（イケボ）騎士でした』（エンジェライト文庫）で初書籍化。異世界恋愛を中心とした溺愛ものをメインに書いています（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）