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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
山本 伸幸(ヤマモト ノブユキ)
1966年生まれ。森林総合研究所林業経営・政策研究領域長。専門は林政学、林業経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 山本 伸幸(ヤマモト ノブユキ)
1966年生まれ。森林総合研究所林業経営・政策研究領域長。専門は林政学、林業経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
樹木の生命は数十年、数百年に及ぶ。森林と地域の持続的な関係の構築には長期の時間スケールが不可欠だが、一人の人間の一生では抱えきることができない。次世代への継承の困難さが増す農山村を見据え、人びとが地域の森林に刻んだ歴史を道しるべに、森と人のよりよい関係の未来像を探る。
もくじ情報:序章 森林の時間と人の時間(山本/伸幸);第1章 山造りに出会った人びと―島〓洋路と森林塾(三木/敦朗);第2章 山村社会の継承と女性のライフコース―栃木県の山村の二〇〇年にみる女性たちの歩み(山本/美穂);第3章 山と川と共に暮らす集落と住民の生活史(竹本/太郎;佐藤/周平;松村/菖);第4章 福島県浜通りの近代と森林・断章(山本/伸幸);第5章 紙・パルプ産業と地域持続性の懸隔―王子製紙山林部の展開と現場作業組織の相互連関(早舩/真智);第6章 赤井学校の時代―ある地方大学にみる国産材供給整備の源流(奥山/洋一郎);第7章 森林管理の当事者性と専門性―林政の変遷と天竜・富士南麓にみる地域実践(志賀/和人);終章 森林と人の関係を紡ぎ直し続けるために(山本/伸幸)