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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
久保田 正志(クボタ マサシ)
1963年、東京に生まれる。岡山大学教育学部附属中学校、都立小石川高校を経て1988年に東京大学法学部卒業。1997年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士)、2020年法政大学大学院博士後期課程人文科学研究科史学専攻単位取得退学。現在、特定非営利活動法人城塞史跡協会理事長。窪田柑寧の高座名で軍記・軍談を読む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 久保田 正志(クボタ マサシ)
1963年、東京に生まれる。岡山大学教育学部附属中学校、都立小石川高校を経て1988年に東京大学法学部卒業。1997年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士)、2020年法政大学大学院博士後期課程人文科学研究科史学専攻単位取得退学。現在、特定非営利活動法人城塞史跡協会理事長。窪田柑寧の高座名で軍記・軍談を読む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
中川智正は、本来なら伝記など残されるような人間ではなかったろうし、また、なるべきでもなかった。彼にこうした伝記が必要となったのは、彼がオウム真理教団に加わり重大事件に関与したためであることは論を待たない。しかも、彼はよくある狂信者として犯罪に関与したのではなく、幼少期から巫病者(=巫者)の兆候があったところ、二五歳にして本格的に解離性障害を発症し、それゆえに重大事件に関わったという理解されにくい背景があるので、特にこの点を記録しておくことは後世に意味がある。
もくじ情報:第1 生い立ち(昭和三七年から昭和六三年);第2 巫病の本格的発症とオウム真理教団への加入(昭和六三年から平成元年);第3 オウム真理教団への出家と重大事件への関与(平成元年から平成七年);第4 逮捕・起訴・裁判(平成七年から平成二三年);第5 死刑囚としての生活;第6 最期