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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
元森 絵里子(モトモリ エリコ)
1977年、東京都生まれ。明治学院大学社会学部教授。専門は歴史社会学、子ども社会学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術) 元森 絵里子(モトモリ エリコ)
1977年、東京都生まれ。明治学院大学社会学部教授。専門は歴史社会学、子ども社会学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術) |
誰もが知る「風物詩」、しかしその意義は説明しにくい。成人年齢が変わっても「はたちのつどい」が開かれ、「荒れる」とか不要だとか囁かれても残り続ける、独特の恒例行事から日本社会の機微にふれる。
もくじ情報:序章 「成人式」への社会学的アプローチ 社会のしくみの襞を浮かび上がらせる;第1章 成人式言説の変遷と青年・若者観 年齢をめぐる普遍性と階層性の忘…(続く)
誰もが知る「風物詩」、しかしその意義は説明しにくい。成人年齢が変わっても「はたちのつどい」が開かれ、「荒れる」とか不要だとか囁かれても残り続ける、独特の恒例行事から日本社会の機微にふれる。
もくじ情報:序章 「成人式」への社会学的アプローチ 社会のしくみの襞を浮かび上がらせる;第1章 成人式言説の変遷と青年・若者観 年齢をめぐる普遍性と階層性の忘却;第2章 成人式と着物をめぐる欲望 「買う」から「借りる」のなかで;第3章 現代社会における人びとの「大人である」という認識 計量分析から見る主観的評価と客観的条件;第4章 「荒れる成人式」とは何だったのか 「大人になれない」新成人をめぐるモラル・パニック;第5章 「鏡」としての沖縄の成人式 階層とジェンダーから見た共同性との距離;第6章 在日コリアン2大民族団体と「成人式」 同化を差異化で上書きする「自分たち」の行事;終章 奇妙なものにあふれたこの社会で 「成人式」という対象と「社会学」という方法