内容紹介：「闇塗怪談」の営業のＫが、さらに一歩闇に踏み込んだシリーズ「怪談禁事録」。禁忌に触れるタブー怪談を中心に集めた待望の第３弾！
見てはならぬモノ。行ってはならぬ場所。禁忌には必ず隠された理由がある。それも恐ろしい理由が…。東北の寒村で年に一度山から下りてくる狐面の行列。訪いを受けた家は…「山からやって来るモノ」、朝目覚めると全身に無数の噛み傷が。原因は一族の血筋に…「狗神というもの」、山陰地方の入山禁止の山。人を喰うバケモノが棲むと言うのだが…「ころがりわらし」、海辺のキャンプ。夜に沖からやってきた小舟は…「舟葬」、突如財布の中に現れ、忽然と消えた白い紙。翌日、彼女の世界は光を失ってしまい…「朝が来ない」他、著者渾身の取材による本能がアラートを発する最新最凶怪談集！
もくじ情報：漆黒の闇で眠る；子守歌；新しい先生；桶の中に隠れて；頭部を狙わなかった理由；預かってくれませんか？；結納；大柱だけ残した；山からやって来るモノ；舟葬；狗神というもの；心霊写真の作り方；継母；たすけて；ひとつくれませんか；加害者のルール；三段飛び降りただけ；死ぬための道程；雨とトラウマ；精神科医の憂鬱；祖父の償い；従いますか？；ころがりわらし；サバイバルキャンプ；朝が来ない

営業のＫ(エイギョウノケー)
石川県金沢市出身。高校までを金沢市で過ごし、大学４年間は関西にて過ごす。職業は会社員（営業職）。趣味は、バンド活動とバイクでの一人族。幼少期から数多の怪奇現象に遭遇し、そこから現在に至るまでに体験した恐怖事件および周囲で発生した怪奇現象を文に綴ることをライフワークとしている。２０１７年『闇塗怪談』（竹書房）でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）