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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
中野 慧(ナカノ ケイ)
編集者・ライター。1986年、神奈川県生まれ。一橋大学社会学部社会学科卒、同大学院社会学研究科修士課程中退。批評誌「PLANETS」編集部、株式会社LIG広報を経て独立。現在は「Tarzan」などで身体・文化に関する取材を行いつつ、企業PRにも携わる。クラブチームExodus Baseball Club代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 中野 慧(ナカノ ケイ)
編集者・ライター。1986年、神奈川県生まれ。一橋大学社会学部社会学科卒、同大学院社会学研究科修士課程中退。批評誌「PLANETS」編集部、株式会社LIG広報を経て独立。現在は「Tarzan」などで身体・文化に関する取材を行いつつ、企業PRにも携わる。クラブチームExodus Baseball Club代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
根性論ばかりで、性差別的で、上下関係に厳しく、集団で群れて偉そうにしている―。いわゆる文化系の人間やSNSの世論を中心とした、野球部、そして体育会系への批判は根強い。しかし、実はそうした野球(部)に対する理解の方が、ステレオタイプで画一的なものではないだろうか?アメリカの野球創世“神話”、一高のエリート主義、天狗倶楽部のバンカラ精神、朝日新聞と甲子園、戦後民主主義と武士道野球…そういったものの上に、現在の「野球文化」は成り立っている。野球というスポーツを漫画やアニメと同じポップカルチャーとして捉え、批評を通じてこの国の野球と社会をつなぎなおす。
もくじ情報:第1章 “体育会系”としての日本の野球文化;第2章 現代の“体育会系”はどうなっているのか?;第3章 アメリカの「創られた野球神話」;第4章 エンジョイ・ベースボールから「魂の野球」へ―戦前のトップエリート校・一高で起こった変化;第5章 天狗倶楽部と野球害毒論争―早慶戦から甲子園野球の誕生へ;第6章 「帝国主義」と日本野球―大正~昭和の論点;第7章 戦後日本野球とさまよえる男性性―武士道とスポーツジャーナリズムから;第8章 野球とスポーツの価値論