|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
高橋 幸春(タカハシ ユキハル)
1950年、埼玉県生まれ。ノンフィクション作家、小説家。早稲田大学を卒業後、ブラジルへ移住。1975年から三年間、サンパウロで発行されている邦字新聞「パウリスタ新聞」(現・ブラジル日報)の記者を務める。帰国後、高橋幸春のペンネームでノンフィクションを執筆。2000年からは麻野涼名義で小説も手がける。ノンフィクションに『カリブ海の「楽園」』(潮ノンフィクション賞受賞)、『蒼氓の大地』(講談社ノンフィクション賞受賞)、小説に『天皇の船』(江戸川乱歩賞候補「大河の殺意」を改題)、『国籍不明』(大藪春彦賞候補)、ドラマ化された『死の臓器』などがある(本データはこの書籍…( ) 高橋 幸春(タカハシ ユキハル)
1950年、埼玉県生まれ。ノンフィクション作家、小説家。早稲田大学を卒業後、ブラジルへ移住。1975年から三年間、サンパウロで発行されている邦字新聞「パウリスタ新聞」(現・ブラジル日報)の記者を務める。帰国後、高橋幸春のペンネームでノンフィクションを執筆。2000年からは麻野涼名義で小説も手がける。ノンフィクションに『カリブ海の「楽園」』(潮ノンフィクション賞受賞)、『蒼氓の大地』(講談社ノンフィクション賞受賞)、小説に『天皇の船』(江戸川乱歩賞候補「大河の殺意」を改題)、『国籍不明』(大藪春彦賞候補)、ドラマ化された『死の臓器』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
治らぬ病を抱え、臓器移植の道を探る患…(続く)
治らぬ病を抱え、臓器移植の道を探る患者は多い。しかし移植用臓器は世界的に不足し、殊に日本ではまったく足りていない。例えば腎臓は国内で希望しても15年待ち。その間に多くの患者が死に至る。いきおい患者は海外渡航移植の斡旋業者に接触。が、それは世界中ほぼ全面禁止の臓器売買である確率がきわめて高い。手術は衛生状態さえ保証されず杜撰で、結果は一か八か。貧しい国々の臓器を求め彷徨う患者と、数千万円を要求する業者。背後には国際組織。そんな中、逮捕された業者・菊池仁達は悪魔の手先か、患者たちの英雄か―。
もくじ情報:プロローグ みせしめ逮捕;第1章 天津市第一中央病院臓器移植センター;第2章 渡航移植患者;第3章 立件不可能;第4章 コロナ;第5章 移植難民;第6章 集魚灯;第7章 パキスタン・ルート;第8章 国際組織;第9章 渡航移植は犯罪か;第10章 告発の行方;第11章 疑惑;第12章 歪んだ移植医療