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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
風野 真知雄(カゼノ マチオ)
1951年、福島県生まれ。立教大学卒。93年『黒牛と妖怪』で第一七回歴史文学賞を受賞し作家デビュー。2015年「耳袋秘帖」シリーズで第四回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』で第二一回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 風野 真知雄(カゼノ マチオ)
1951年、福島県生まれ。立教大学卒。93年『黒牛と妖怪』で第一七回歴史文学賞を受賞し作家デビュー。2015年「耳袋秘帖」シリーズで第四回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』で第二一回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
武州騎西城は四方を沼に囲まれた、難攻不落の城―。この地は関東における上杉・…(続く)
武州騎西城は四方を沼に囲まれた、難攻不落の城―。この地は関東における上杉・北条の勢力境界線だった。永禄六年(一五六三)、城主の小田家国が北条方に与し、激怒した上杉輝虎(謙信)が大軍を差し向けてきた。奇策で沼を突破した輝虎は、籠城する六百名を次々と斬り捨てる。城主の娘月乃は、燃え盛る城を背に槍の名手五郎太と落ち延びる。やがて月乃に復讐心が芽生え…。