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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ヘイトン,ビル(ヘイトン,ビル)
英国のシンクタンク王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)のアジア太平洋プログラム研究員、BBCワールドニュースのジャーナリスト ヘイトン,ビル(ヘイトン,ビル)
英国のシンクタンク王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)のアジア太平洋プログラム研究員、BBCワールドニュースのジャーナリスト |
習近平は言う。「五〇〇〇年以上の歴史を持つ我が国は輝かしい文明を築き、人類に多大な貢献を果たし、世界の偉大な国家の一つとなった」。だが、実際には「中国」とは近代になって強引に創り上げられたものにすぎない。「中華民族の均一性も、中国の国境線も、さらには『国民国家』という概念すら、いずれも一九世紀後半から二〇世紀前半にかけて捏造されたものなのだ」(序章)。中国が五〇〇〇年間ずっと統一国家であり統一国民であったという神話の虚構性を、「中国(チャイナ)」という国名と概念の導入から、歴史、民族、言語、領土、領海など広範にわたって詳細な資料をもとに検証する。
もくじ情報:序章 「五〇〇〇年にわたる歴史」;第1章 「中国」の捏造―国名のなかった国;第2章 「主権」の捏造;第3章 「漢族」の捏造;第4章 「中国史」の捏造;第5章 「中華民族」の捏造;第6章 「中国語」の捏造;第7章 「領土」の捏造;第8章 「領海」の捏造;結論 「中国の夢」