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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
朱 和之(シュ ワシ)
1975年生まれの台北人。現代台湾で注目を集める作家の一人。歴史が交錯する台湾の過去を描き、現代台湾の社会像を再考する作風を得意とする。台湾総督府と先住民タロコ族との間の戦役を描いた『楽土』(聨経、2016年)で2016年に全球華文文学星雲賞長編歴史小説賞の大賞を受賞。近年では終戦直後の米軍機墜落をめぐり日本人・漢人・先住民からなる捜索隊が遭難した事件を扱った『当太陽墜毀在哈因沙山』(印刻、2024年)で再び同大賞・台北国際ブックフェア小説部門大賞・金鼎賞文学図書賞などを次々とさらって話題となった。羅曼・羅蘭百萬小説賞を受賞した『南光』(聯経、2016年)は2024年に…() 朱 和之(シュ ワシ)
1975年生まれの台北人。現代台湾で注目を集める作家の一人。歴史が交錯する台湾の過去を描き、現代台湾の社会像を再考する作風を得意とする。台湾総督府と先住民タロコ族との間の戦役を描いた『楽土』(聨経、2016年)で2016年に全球華文文学星雲賞長編歴史小説賞の大賞を受賞。近年では終戦直後の米軍機墜落をめぐり日本人・漢人・先住民からなる捜索隊が遭難した事件を扱った『当太陽墜毀在哈因沙山』(印刻、2024年)で再び同大賞・台北国際ブックフェア小説部門大賞・金鼎賞文学図書賞などを次々とさらって話題となった。羅曼・羅蘭百萬小説賞を受賞した『南光』(聯経、2016年)は2024年に「アジア文芸ライブラリー」の一冊として日本語訳(中村佳代子訳)が刊行されている |
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故郷なき音楽家、数奇なる人生を奏でる。1910年、日本統治時代の台湾に生まれ、13歳で来日した江文也は、音楽に酔心し、東京で声楽家として活躍する傍ら、ほぼ独自で作曲の道を模索していた。日本のコンクールにたびたび参加し入選。26歳の若さで1936年ベルリンオリンピック芸術競技で入賞も果たした。しかし、植民地出身である彼の音楽家としてのキャリアは、つ…(続く)
故郷なき音楽家、数奇なる人生を奏でる。1910年、日本統治時代の台湾に生まれ、13歳で来日した江文也は、音楽に酔心し、東京で声楽家として活躍する傍ら、ほぼ独自で作曲の道を模索していた。日本のコンクールにたびたび参加し入選。26歳の若さで1936年ベルリンオリンピック芸術競技で入賞も果たした。しかし、植民地出身である彼の音楽家としてのキャリアは、つねに波乱に満ち溢れたものだった―。かつて日本・台湾・中国を飛び回りながら音楽に人生を捧げた作曲家がいた―。台湾出身の音楽家・江文也をモデルにした感動の音楽小説。