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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
多川 俊映(タガワ シュンエイ)
1947年、奈良県生まれ。69年、立命館大学文学部卒業。89年、興福寺貫首に就任。97年、南円堂平成大修理を完了。98年から中金堂再建造営に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 多川 俊映(タガワ シュンエイ)
1947年、奈良県生まれ。69年、立命館大学文学部卒業。89年、興福寺貫首に就任。97年、南円堂平成大修理を完了。98年から中金堂再建造営に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
『菜根譚』は今から四〇〇年以上前に、中国の洪自誠によって書かれた随筆で、前集・後集合わせて357語録からなります。内容は、端的にいうと「君子としての心の在り方と身の処し方」、つまり真っ当な人生の過ごし方が説かれています。その訓えは、そのまま日常の実利に通じており、現代の社会で大過なく生きる知恵がいっぱいです。本書は全語録から特に心に残る33語を厳選し、興福寺貫首が読み解いています。ぜひ、あなたも心に残る清言を見つけ、人生の指針としてください。
もくじ情報:悪の中にひそむ善、善の中に巣くう悪―前集六七;一歩を譲るゆとりこそ、後でものをいう―前集一七;ひまな時にこそ、いざという時の心構えを。そして、忙しい時の心のゆとり―前集八;ささいなことだから、といって侮らない―前集一一四;まずは、人目につかない心から―前集四八;まちがいに気づいたら、そのままにしない。すぐに手当てだ―前集八六;どんな時も、本来の自己を信頼する―前集一七二;君子の三戒―前集八五;なにごとも、耐えてこそ成る―前集一七九;気概こそ人生―前集九〇〔ほか〕