どうすればやさしくなれるの？恋したことある？死ぬのは怖い？これらの質問は、ドイツの子どもたちがダライ・ラマに投げかけたものだ。ダライ・ラマの答えは思慮深く夢想的で、ときには意外で、そしてつねに、きわめて率直だった。本書にはこれらの対話がいきいきと再現されている。ダライ・ラマは幼少期を法王として敬われながらポタラ宮殿で過ごした。彼のそうした生い立ちを若い読者に向けて語ると同時に、著者クラウディア・リンケはダライ・ラマの教えの基本や、仏教の基本概念についてもやさしく説明している。
もくじ情報：第１部　ダライ・ラマという人（智慧の大海；獅子の玉座に座る男の子；「すべての人々が幸せになりますように」―仏教の基礎）；第２部　ダライ・ラマの言葉（二一世紀の世代に語るダライ・ラマのスピーチ；ダライ・ラマへの質問―内面的価値とよき人生について；平和と正義についての質問；宗教についての質問；ダライ・ラマの人生についての質問；親と教師たちへ）