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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
鷹山 悠(タカヤマ ユウ)
第9回ポプラ社小説新人賞・奨励賞を受賞し、『隠れ町飛脚 三十日屋』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 鷹山 悠(タカヤマ ユウ)
第9回ポプラ社小説新人賞・奨励賞を受賞し、『隠れ町飛脚 三十日屋』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
長屋の腰高障子に書かれた細い月、それは「三十日屋」の印だ。三十日屋は隠れ町飛脚。お上の許しを得ずに、こっそり営む飛脚屋である。後ろ暗い商いはしていないが、扱う品は変わっている。「普通の飛脚屋では扱…(続く)
長屋の腰高障子に書かれた細い月、それは「三十日屋」の印だ。三十日屋は隠れ町飛脚。お上の許しを得ずに、こっそり営む飛脚屋である。後ろ暗い商いはしていないが、扱う品は変わっている。「普通の飛脚屋では扱えない『曰くつき』の品であること」「お代はお客が決めること」そんな二つの条件に見合った品だけを届けてくれるというのだ。とある「過去」を抱える店主のお静のもとには、今日もやっかいな依頼が持ち込まれ―。優しい涙が流れる人情時代小説。ポプラ社小説新人賞奨励賞受賞作。