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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
円地 文子(エンチ フミコ)
1905(明治38)年東京生まれ。小説家、劇作家。国語学者・上田万年の次女。日本女子大附属高等女学校中退。豊かな古典の教養をもとに女性の執念や業を描いた。作品に『女坂』(野間文芸賞)、『虹と修羅』(谷崎潤一郎賞)、『なまみこ物語』(女流文学賞)、『遊魂』(日本文学大賞)など。また『源氏物語』の現代語訳でも知られる。85(昭和60)年文化勲章受章。86年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 円地 文子(エンチ フミコ)
1905(明治38)年東京生まれ。小説家、劇作家。国語学者・上田万年の次女。日本女子大附属高等女学校中退。豊かな古典の教養をもとに女性の執念や業を描いた。作品に『女坂』(野間文芸賞)、『虹と修羅』(谷崎潤一郎賞)、『なまみこ物語』(女流文学賞)、『遊魂』(日本文学大賞)など。また『源氏物語』の現代語訳でも知られる。85(昭和60)年文化勲章受章。86年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
学生運動の果てに行き着いた、過激派によるリンチ殺人と人質籠城事件。世間は学生だけでなく、親たちの責任も厳しく追及する。しかし、犯人の父親・鬼童子信之は「成人した子と親は別人格」として毅然とした態度を貫く。その結果、家族には悲劇が訪れるが…。連合赤軍事件をモチーフに個人と社会のあり方を問う著者晩年の意欲作。
学生運動の果てに行き着いた、過激派によるリンチ殺人と人質籠城事件。世間は学生だけでなく、親たちの責任も厳しく追及する。しかし、犯人の父親・鬼童子信之は「成人した子と親は別人格」として毅然とした態度を貫く。その結果、家族には悲劇が訪れるが…。連合赤軍事件をモチーフに個人と社会のあり方を問う著者晩年の意欲作。