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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
天津 佳之(アマツ ヨシユキ)
1979年生まれ。静岡県伊東市出身。大正大学文学部日本語・日本文学科卒業。書店員、編集プロダクションのライターを経て、現在は業界新聞記者。『利生の人 尊氏と正成』で第12回日経小説大賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 天津 佳之(アマツ ヨシユキ)
1979年生まれ。静岡県伊東市出身。大正大学文学部日本語・日本文学科卒業。書店員、編集プロダクションのライターを経て、現在は業界新聞記者。『利生の人 尊氏と正成』で第12回日経小説大賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
文人として名を成し、順調に出世していた菅原道真は、讃岐守という意に反した除目を受け、八八六年(仁和二年)、自暴自棄となりながら海を渡って任国へ向かう。しかし、都にいては見えてこなかった律令体制の崩壊を悟った道真は、この地を“浄土”にしようと治水を行なった空海の想いを知ると共に、郡司の家の出でありながらその立場を捨てた男と出会うことで、真の政治家への道を歩み出す―。“学問の神様”ではなく“政治家”としての菅原道真に光を当てた第12回日経小説大賞受賞作家による、感…(続く)
文人として名を成し、順調に出世していた菅原道真は、讃岐守という意に反した除目を受け、八八六年(仁和二年)、自暴自棄となりながら海を渡って任国へ向かう。しかし、都にいては見えてこなかった律令体制の崩壊を悟った道真は、この地を“浄土”にしようと治水を行なった空海の想いを知ると共に、郡司の家の出でありながらその立場を捨てた男と出会うことで、真の政治家への道を歩み出す―。“学問の神様”ではなく“政治家”としての菅原道真に光を当てた第12回日経小説大賞受賞作家による、感動の歴史長編。