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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
デ・ラ・メア,ウォルター(デラメア,ウォルター)
1873‐1956。イギリスの小説家・詩人・児童文学作家。ケント州チャールトンに生まれる。セント・ポール大聖堂の聖歌隊学校を中退後、アメリカの石油会社のロンドン支社で働きながら創作に励んだ。第一詩集『幼年の歌』(1902)、長篇小説『ヘンリー・ブロッケン』(04)で注目を集め、1908年、職を辞して作家生活に入る。長篇『侏儒の回想録』(21。ジェイムズ・テイト・ブラック文学賞)、短篇集『子供のための物語集』(47。カーネギー賞)など多くの著作があり、子供の想像力や幻想の世界を繊細に描いた作品で独自の文学的地位を築いた デ・ラ・メア,ウォルター(デラメア,ウォルター)
1873‐1956。イギリスの小説家・詩人・児童文学作家。ケント州チャールトンに生まれる。セント・ポール大聖堂の聖歌隊学校を中退後、アメリカの石油会社のロンドン支社で働きながら創作に励んだ。第一詩集『幼年の歌』(1902)、長篇小説『ヘンリー・ブロッケン』(04)で注目を集め、1908年、職を辞して作家生活に入る。長篇『侏儒の回想録』(21。ジェイムズ・テイト・ブラック文学賞)、短篇集『子供のための物語集』(47。カーネギー賞)など多くの著作があり、子供の想像力や幻想の世界を繊細に描いた作品で独自の文学的地位を築いた |
ヒースの原野に建つ家で孤立した生活を送る一家に、父親の不倫という暗い影が差す。聖バレンタインの日、父親は家を出ていくが…少年の目を通して家庭の悲劇を描いた「アーモンドの木」。級友のシートンに誘われ彼の伯母の家を訪れるが、なぜかシートンは伯母をひどく怖れ憎んでいた…謎めいた暗示に満ちた「シートンの伯母さん」ほか全七篇。生と死のあわいのかそけき恐怖、子供の想像力や幻想の世界を繊細なタッチで描いたデ・ラ・メア傑作選。