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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
レヴェント,シナン(レヴェント,シナン)
1983年トルコ共和国生まれ。2017~2019年日本学術振興会の外国人特別研究員PDとして立教大学法学部政治学科に在籍。専門、日本政治外交史。現在、アンカラ大学言語歴史地理学部准教授。東洋大学アジア文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) レヴェント,シナン(レヴェント,シナン)
1983年トルコ共和国生まれ。2017~2019年日本学術振興会の外国人特別研究員PDとして立教大学法学部政治学科に在籍。専門、日本政治外交史。現在、アンカラ大学言語歴史地理学部准教授。東洋大学アジア文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
本書は、戦後日本の「中東」概念を検討し、それが単なる資源保障論に基づく産油国という認識ではなく、戦前のアジア主義が形を変え、資源と密接に結びついた「民族主義」の影響を強くうけていたことを明らかにしたものである。関係者の聞き取りも踏まえ、「民族系資本」としての石油、資源ナショナリズムについて考察する試み。
もくじ情報:序章 戦後日本における中東:その定義と概念;第1章 出光佐三とイラン石油;第2章 山下太郎とサウジアラビア・クウェート石油;第3章 田中清玄とアブダビ石油;第4章 杉本茂とアブダビ石油;第5章 中谷武世と中東;終章;補論 通商産業省と石油の自主開発政策