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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
伊藤 朱里(イトウ アカリ)
1986年生まれ、静岡県出身。2015年、「変わらざる喜び」で第31回太宰治賞を受賞。同作を改題した『名前も呼べない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 伊藤 朱里(イトウ アカリ)
1986年生まれ、静岡県出身。2015年、「変わらざる喜び」で第31回太宰治賞を受賞。同作を改題した『名前も呼べない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
大学院を修士課程まで修了し、大手飲料メーカーに勤めて独身のままキャリア街道をひた走る今村志穂子…(続く)
大学院を修士課程まで修了し、大手飲料メーカーに勤めて独身のままキャリア街道をひた走る今村志穂子。本音を隠してでも夫や姑と「理想の家族」を築いていきたい桜木杏梨。まったく異なる27年間を生きてきた二人が、一つ屋根の下で暮らすことになる。微塵もわかり合えない二人は、うまくいかないことがあるたび苛立ちを募らせる。自分にとって本当に居心地の良い場所、素の自分でいられる場所は、どこにあるのだろう。歩みを止めてはお互いの姿を思い浮かべるようになった彼女たちは、誰のためでもなく自分のための答えに辿り着く。