|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
干川 隆(ホシカワ タカシ)
熊本大学大学院教育学研究科教授。博士(人間環境学)。臨床心理士・公認心理師。群馬大学教育学部卒業後、九州大学大学院教育学研究科(教育心理学専攻)を単位取得後退学。1993年から国立特殊教育総合研究所精神薄弱教育研究部にて研究員・主任研究官として、教育相談・研修・研究に従事。学習困難のプロジェクト研究に参加し、1996年から「学習困難児の指導方法と支援体制」をテーマにミネソタ大学教育心理学部客員研究員として、多くの学校を訪問してその実際を研究(1997年まで)。2005年から熊本大学学習支援教室を立ち上げ、学生とともに発達障害(主に学習障害)の児童の認知特性に応じた…( ) 干川 隆(ホシカワ タカシ)
熊本大学大学院教育学研究科教授。博士(人間環境学)。臨床心理士・公認心理師。群馬大学教育学部卒業後、九州大学大学院教育学研究科(教育心理学専攻)を単位取得後退学。1993年から国立特殊教育総合研究所精神薄弱教育研究部にて研究員・主任研究官として、教育相談・研修・研究に従事。学習困難のプロジェクト研究に参加し、1996年から「学習困難児の指導方法と支援体制」をテーマにミネソタ大学教育心理学部客員研究員として、多くの学校を訪問してその実際を研究(1997年まで)。2005年から熊本大学学習支援教室を立ち上げ、学生とともに発達障害(主に学習障害)の児童の認知特性に応じた個別的な学習支援を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
計算に苦手意識があったAさん。様々な工夫をしてもなかなか点数が伸びませんでした。しかし認知特性に合った支援方法を検討して修正したところ、点数が大幅に伸びたのです。認知特性に合った支援というのは、決して難しいものではありません。支援の仕方を知っていれば、誰でも実践できます。本書では、発達障害の子どもたちへの学習支援の実践から、特に効果のあった…(続く)
計算に苦手意識があったAさん。様々な工夫をしてもなかなか点数が伸びませんでした。しかし認知特性に合った支援方法を検討して修正したところ、点数が大幅に伸びたのです。認知特性に合った支援というのは、決して難しいものではありません。支援の仕方を知っていれば、誰でも実践できます。本書では、発達障害の子どもたちへの学習支援の実践から、特に効果のあった取り組みを集めました。漢字、作文、読解、算数、不適切な行動等から、取り組みの具体例をワークシートや資料とともに紹介しています。「できた」の経験が、学習につまずく子どもたちの笑顔を生み出し、そして支援する先生方の自信ややる気を引き起こすはずです!
もくじ情報:第1章 特別支援教育の現状と課題(特別支援教育の現状;エビデンスに基づいた特別支援教育の必要性;通常の学級における多層支援体制);第2章 発達障害の定義と特徴(学習障害(LD);注意欠如・多動性障害(ADHD);自閉症スペクトラム障害(ASD));第3章 学習のつまずきのとらえ方(背景にある認知特性;認知特性をどのようにしてとらえるか);第4章 学習のつまずきと不適切な行動への対応(漢字のつまずきへの対応;作文、読解、書くことのつまずきへの対応;算数のつまずきへの対応;不適切な行動への対応;社会性のつまずきへの対応);第5章 課題解決モデルに基づいたケース会議(なぜケース会議が必要なのか;ケース会議の手順)