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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小田 菜摘(オダ ナツミ)
沖原朋美名義で『桜の下の人魚姫』が2003年度ノベル大賞・読者大賞受賞。2004年『勿忘草の咲く頃に』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小田 菜摘(オダ ナツミ)
沖原朋美名義で『桜の下の人魚姫』が2003年度ノベル大賞・読者大賞受賞。2004年『勿忘草の咲く頃に』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「お母さんは、私の幸せなんて望んでいない」…(続く)
「お母さんは、私の幸せなんて望んでいない」父を亡くし、編入した華族女学校を卒業した海棠妃奈子は、見合いを逃れる術を探していた。無能な娘は母の勧める良縁―子供までいる三十も年上の中年男に嫁ぐしかないという。絶望した妃奈子は大叔母の「女官になってみたらどうや」という言葉に救われ、宮中女官採用試験を受ける。晴れて母から離れ、宮殿勤めの日々がはじまる。