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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
〓橋 直樹(タカハシ ナオキ)
1960年東京生まれ。92年「尼子悲話」で第72回オール讀物新人賞を受賞。95年「異形の寵児」で第114回直木賞候補。97年『鎌倉擾乱』で中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 〓橋 直樹(タカハシ ナオキ)
1960年東京生まれ。92年「尼子悲話」で第72回オール讀物新人賞を受賞。95年「異形の寵児」で第114回直木賞候補。97年『鎌倉擾乱』で中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
南北朝の戦いに敗れた熊野衆は、源氏の末裔・千鶴(のちのアギ・バートル)を旗頭にいまだ南朝方が優勢な九州での再起を図る。熊野で舟指(船頭)をしていたカラスは、類まれな船捌きを買われ、次第に千鶴の片腕となっていく。しかし、足利幕府方の九州探題・今川了俊によって南朝方は大宰府を奪取される。もはや日本に安住の地はないのか。外洋航海術、大型船の建造、琉球との交渉などの困難を乗り越え、ついに彼らは外海へ―。
南北朝の戦いに敗れた熊野衆は、源氏の末裔・千鶴(のちのアギ・バートル)を旗頭にいまだ南朝方が優勢な九州での再起を図る。熊野で舟指(船頭)をしていたカラスは、類まれな船捌きを買われ、次第に千鶴の片腕となっていく。しかし、足利幕府方の九州探題・今川了俊によって南朝方は大宰府を奪取される。もはや日本に安住の地はないのか。外洋航海術、大型船の建造、琉球との交渉などの困難を乗り越え、ついに彼らは外海へ―。