内容紹介：乱世に登場した諸葛亮公明は、劉備の軍師として揚州との同盟を図り孫権との謁見に向かった。孫権に対し、曹操と劉備軍の交戦を告げる諸葛亮。一方、覇道のみを見つめてきた周揄は、ついに孫権の心を動かし、開戦を宣言させる。巨大なる曹操軍三十万に対し、周揄、諸葛亮、希代の知将が、誇りを賭けて望む『赤壁の戦い』を描く、新装版「北方版・三国志」第七巻。
劉備の軍師として乱世にその姿を現した“臥竜”諸葛亮は、揚州との同盟を図り孫権との謁見に向かう。孫権に曹操と劉備軍の交戦を告げる諸葛亮。その言動に揚州は揺れる。一方、覇道のみを見つめてきた周瑜は、孫権の心を動かし、ついに曹操との開戦を宣言させた。巨大な曹操軍三十万に、周瑜と諸葛亮、希代の知将が挑み、乱世の行方を大きく変えた『赤壁の戦い』を描く、新装版・北方三国志、白熱の第七巻。

北方　謙三(キタカタ　ケンゾウ)
１９４７年、佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒。８１年『弔鐘はるかなり』でデビュー。８３年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞受賞。８５年『渇きの街』で日本推理作家協会賞長編部門、９１年『破軍の星』で柴田錬三郎賞を受賞。２００４年『楊家将』で吉川英治文学賞、０５年『水滸伝』全１９巻で司馬遼太郎賞、０７年『独り群せず』で舟橋聖一文学賞、１０年に日本ミステリー文学大賞、１１年『楊令伝』全１５巻で毎日出版文化賞特別賞を受賞。１３年紫綬褒章を受章。１６年菊池寛賞を受賞。２０年旭日小綬章を受賞。２４年毎日芸術賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）