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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
武川 佑(タケカワ ユウ)
1981年、神奈川県生まれ。立教大学文学研究科博士課程前期課程(ドイツ文学専攻)修了。書店員、専門紙記者を経て、2016年「鬼惑い」で第1回「決戦!小説大賞」奨励賞を受賞。’17年、甲斐武田氏を描いた書下ろし長編『虎の牙』でデビュー。同作は第7回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。’21年『千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女』(文庫化にあたり『悪将軍暗殺』に改題)で、第10回日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 武川 佑(タケカワ ユウ)
1981年、神奈川県生まれ。立教大学文学研究科博士課程前期課程(ドイツ文学専攻)修了。書店員、専門紙記者を経て、2016年「鬼惑い」で第1回「決戦!小説大賞」奨励賞を受賞。’17年、甲斐武田氏を描いた書下ろし長編『虎の牙』でデビュー。同作は第7回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。’21年『千里をゆけ くじ引き将軍と隻腕女』(文庫化にあたり『悪将軍暗殺』に改題)で、第10回日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
山深い田舎で育った十三歳の於くらは、越前府中城の炊飯場で下女働きを始める。ある夜、於くらが一人働いていると、城仕えと覚しき初老の男がつまみ食いをしにやって来る。於くらの作ったおやきをうまそうに食べるその人物は、なんと城主・堀尾吉…(続く)
山深い田舎で育った十三歳の於くらは、越前府中城の炊飯場で下女働きを始める。ある夜、於くらが一人働いていると、城仕えと覚しき初老の男がつまみ食いをしにやって来る。於くらの作ったおやきをうまそうに食べるその人物は、なんと城主・堀尾吉晴。料理の才に恵まれた少女が、自らの才覚と実直な人柄で、関ヶ原合戦前後の激動の世をひたむきに生き抜いていく。