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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
円満字 二郎(エンマンジ ジロウ)
1967年、兵庫県西宮市生まれ。大学卒業後、出版社で国語教科書や漢和辞典などの担当編集者として働く。2008年、退職してフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 円満字 二郎(エンマンジ ジロウ)
1967年、兵庫県西宮市生まれ。大学卒業後、出版社で国語教科書や漢和辞典などの担当編集者として働く。2008年、退職してフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「粛々」は、もともと中国の古典では「鳥のはばたき」や「寒風の吹きすさび」を表すことば。それがなぜ、日本に溶け込む過程で、現代の政治家が「法案を粛々と否決する」などと好んで口にすることばへと変化していったのか。古代中国から現代日本へと至る、漢字の擬態語の日本語化の歴史を中国古典にまで掘り下げてたどる。
もくじ情報:プロローグ そのことばはどこから来たか?;第1章 “漢字の擬態語”入門(お堂と「堂々」は関係あるか?;鐘は「丁寧」に叩きましょう ほか);第2章 中国語から日本語へ(「逍遙」を楽しむ男たち;酒飲みは「酩酊」、お年寄りは「矍鑠」 ほか);第3章 受け継がれる“ことば”(「悠々」としていても見つからない;風にまかせて「飄々」と ほか);第4章 変化の中のきらめき(人びとが「〓剌」とし始めたころ;否定できない「齷齪」とした現実 ほか);エピローグ “ことば”の大河のほとりで