内容紹介：螢月は世太子妃として鴛翔の元に嫁ぐことに。不慣れな王宮での暮らしだったが、王后の援助もあり穏やかな日々を取り戻しつつあった。だが、偽名により公主となった妹・月香の策略により命の危機に見舞われ……。
舞台はいよいよ後宮へ。王道中華風ファンタジー完結！螢月は鴛翔に連れられて王宮へ向かうことに。そこにはなぜか国王の娘・萌梅として過ごす月香の姿があった。妹との再会を喜ぶものの、なぜ名を騙り後宮にいるのかを問うが、螢月の命を脅かす事件が起こってしまう。一方、突然現れた萌梅に対して疑惑の念を抱いていた王后も独自に調査を命じていた。「なにからなにまでが真実で、偽りなのか…」そして次第に明かされていく真相。全てが明らかになったとき、それぞれの運命の行方は―。

都月　きく音(ツヅキ　キクネ)
丁寧な筆致で精緻に組み上げるストーリーが魅力の著者。富士見Ｌ文庫より『雪花妃伝～藍帝後宮始末記～』でデビュー。コミカライズもされる。カクヨムに連載していた『萌梅公主偽伝』が、「第９回カクヨムＷｅｂ小説コンテスト」で特別賞（プロ作家部門）を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）