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内容紹介・もくじなど
内容紹介:ぼくは高畑勲氏のアニメーションを見て育った。TVシリーズの『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』は本放送で毎週見ていた。夕方の再放送枠では『ルパン三世』(ファーストシリーズ)に夢中だった。高畑勲氏の名前を初めて知ったのはアニメ雑誌の「アニメージュ」だったと思う。そのときは宮崎駿氏の名前を同時に覚えた。高校生のときに『赤毛のアン』の再放送があった。素晴らしい作品、とんでもない傑作だと思った。以降、ぼくにとって、高畑勲氏の名前は特別なものになった。だけど、ぼくはいつのまにか、高畑勲氏の作品がわからなくなってしまった。というか、見失ってしまった。今号では実際に高畑氏と…(続く)
内容紹介:ぼくは高畑勲氏のアニメーションを見て育った。TVシリーズの『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』は本放送で毎週見ていた。夕方の再放送枠では『ルパン三世』(ファーストシリーズ)に夢中だった。高畑勲氏の名前を初めて知ったのはアニメ雑誌の「アニメージュ」だったと思う。そのときは宮崎駿氏の名前を同時に覚えた。高校生のときに『赤毛のアン』の再放送があった。素晴らしい作品、とんでもない傑作だと思った。以降、ぼくにとって、高畑勲氏の名前は特別なものになった。だけど、ぼくはいつのまにか、高畑勲氏の作品がわからなくなってしまった。というか、見失ってしまった。今号では実際に高畑氏とも仕事をされていた三名の方々に、「高畑勲氏が成し遂げたこと」を語っていただいた。この座談をきっかけに、高畑作品を改めて見直した。当時のぼくの理解がまったく至らなかったことに気付き、深く反省した。「不世出のアニメーション監督」はまったく一筋縄ではいかない仕事を残していた。
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