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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ターナー,ジョン・F.C.(ターナー,ジョンF.C.)
1927年ロンドン生まれ。AAスクールで学んだ後、1957年よりペルーに滞在。不法占拠居住地が都市周縁部で急拡大する状況下、同地で8年にわたり住宅政策に携わる。1965年アメリカに移り、2年間ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)の共同都市研究センターで研究に従事。その後、1970~71年米国住宅都市開発省のプロジェクトで〈セルフヘルプ住宅〉の評価を実施。翌72年には、この成果をもとにFreedom to Build:Dweller Control of the Housing Processの開発計画ユニットおよびユニバーシ…( ) ターナー,ジョン・F.C.(ターナー,ジョンF.C.)
1927年ロンドン生まれ。AAスクールで学んだ後、1957年よりペルーに滞在。不法占拠居住地が都市周縁部で急拡大する状況下、同地で8年にわたり住宅政策に携わる。1965年アメリカに移り、2年間ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)の共同都市研究センターで研究に従事。その後、1970~71年米国住宅都市開発省のプロジェクトで〈セルフヘルプ住宅〉の評価を実施。翌72年には、この成果をもとにFreedom to Build:Dweller Control of the Housing Processの開発計画ユニットおよびユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで1983年まで教鞭をとった。1976年本書に示された提言が、同年の第1回国連人間居住計画会議で支持を集め、国連や世界銀行の途上国住宅政策に強い影響力をもった。2023年逝去 |
住宅を人びとの手に。途上国都…(続く)
住宅を人びとの手に。途上国都市の「建てる自由」に〈居住の自律〉本来の姿を見出した建築家ジョン・F・C・ターナー。「住宅は何をもたらすか」を問い、独自の住宅哲学を深めた。中央集権的な住宅政策の矛盾を鋭く見抜き、立ち退きに翻弄される人々の姿に住宅保持の切実さを訴えた古典的名著、待望の日本語版。
もくじ情報:第1章 だれが決めるのか―中心的な課題;第2章 資源の汚染―組織、資源の利用;第3章 住宅の価値;第4章 住宅経済―資源創発性か、生産性か;第5章 住宅にかかる決定権限―個人の責任か、組織的コントロールか;第6章 住宅の三原則―課題を解明する;第7章 人びとの手になる住宅の実践―問題を解決する;第8章 〈住宅〉への参加―だれの決定にだれが参加するのか;第9章 行動プログラム