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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小笠原 弘幸(オガサワラ ヒロユキ)
1974年、北海道生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門はオスマン帝国史、トルコ共和国史。2013年より九州大学大学院人文科学研究院イスラム文明史学講座准教授。2019年、『オスマン帝国』(中公新書)で第14回樫山純三賞一般書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小笠原 弘幸(オガサワラ ヒロユキ)
1974年、北海道生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門はオスマン帝国史、トルコ共和国史。2013年より九州大学大学院人文科学研究院イスラム文明史学講座准教授。2019年、『オスマン帝国』(中公新書)で第14回樫山純三賞一般書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
古都コンスタンティノープルを征服し、世界に名を轟かせた「尚武の国」。その事跡を史書に刻んだのは色彩豊かな細密画の傑作だった。偶像崇拝が禁止され磨かれたイスラムの伝統的な文様と、ルネサンスなど西洋の文化潮流とを余さず取り込んだ唯一無二のオスマン絵画の世界。その絵筆は、君主たちの覇業と衰亡をどのように描いてきたのか?東西文明の境で紡がれた知られざる絵画史を第一線の研究者が綴る。
もくじ情報:はじめに オスマン帝国を描く;第一章 イスラム教と絵画の複雑な関係;第二章 帝国の誕生―伝統的細密画とルネサンス絵画〔一五世紀〕;第三章 古典期細密画の確立―宮廷工房の絵師たち〔一六世紀〕;第四章 チューリップ時代―多様化と大衆化〔一七~一八世紀〕;第五章 近代と改革―洋画の黎明〔一九世紀〕;第六章 帝国の終焉―黄昏に花開く美術界〔二〇世紀〕;おわりに トルコ共和国を描く