|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
川越 宗一(カワゴエ ソウイチ)
1978年、鹿児島県生まれ、大阪府出身。龍谷大学文学部史学科中退。2018年、『天地に燦たり』で第25回松本清張賞を受賞しデビュー。19年刊行の『熱源』で第9回本屋が選ぶ時代小説大賞、第162回直木賞を、23年刊行の『パシヨン』で第18回中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 川越 宗一(カワゴエ ソウイチ)
1978年、鹿児島県生まれ、大阪府出身。龍谷大学文学部史学科中退。2018年、『天地に燦たり』で第25回松本清張賞を受賞しデビュー。19年刊行の『熱源』で第9回本屋が選ぶ時代小説大賞、第162回直木賞を、23年刊行の『パシヨン』で第18回中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「過ちとは何か」との織田信長の問いにルイス・フロイスは、ザビエルがキリスト教を日本へもたらした当初、デウスを「ダイニチ(大日如来)」としていたため、仏教の一派と思われていた、と答える。その大日の訳語を提案したのがヤジロウ、ザビエルを日本へ連れて来た男だという。ヤジロウとは、何者だったのか。そして、十六世紀半ば、島津貴久が治める薩摩で始まった、キリスト教の布教は―?
「過ちとは何か」との織田信長の問いにルイス・フロイスは、ザビエルがキリスト教を日本へもたらした当初、デウスを「ダイニチ(大日如来)」としていたため、仏教の一派と思われていた、と答える。その大日の訳語を提案したのがヤジロウ、ザビエルを日本へ連れて来た男だという。ヤジロウとは、何者だったのか。そして、十六世紀半ば、島津貴久が治める薩摩で始まった、キリスト教の布教は―?