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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
彩藤 アザミ(サイドウ アザミ)
1989年岩手県盛岡市生まれ。岩手大学教育学部芸術文化課程卒業。2014年『サナキの森』で新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 彩藤 アザミ(サイドウ アザミ)
1989年岩手県盛岡市生まれ。岩手大学教育学部芸術文化課程卒業。2014年『サナキの森』で新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
ベストセラー作家を夢見ながらも売れない小説を書き続ける作家の私。ロシアで「読むと死ぬ本」と呼ばれる本を執筆し、謎の生涯を送ったセージャ・ダビニフスのドキュメントを書き上げ担当編集の氷上さんに手渡した。すると、「実は見つかったらしいんですよ、本物が。読みたくありませんか…?」と告げられた。あの伝承は本当なのだろうか。その呪いはどう現れるというのだろうか。私は興味をひかれつつも、その日は答えを出さずに帰宅した。そして、その日、あの人に死が訪れた―。現代によみがえった本が、私の生活を侵食していく。