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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
柑実 ナコ(カンミ ナコ)
兵庫県出身。コロナ禍だった2020年、「家の中でも自分が楽しめること」そして「あわよくば誰かを楽しませることが出来ること」として、WEBにて小説の投稿を開始。2022年「ことのは文庫×魔法のiらんど『泣ける文芸小説』コンテスト」で大賞を受賞。受賞作「君はいつも、迂回する」にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 柑実 ナコ(カンミ ナコ)
兵庫県出身。コロナ禍だった2020年、「家の中でも自分が楽しめること」そして「あわよくば誰かを楽しませることが出来ること」として、WEBにて小説の投稿を開始。2022年「ことのは文庫×魔法のiらんど『泣ける文芸小説』コンテスト」で大賞を受賞。受賞作「君はいつも、迂回する」にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
他人と距離を置く孤独な女子高生の桔帆は、バイト先の花屋で「毎月20日、必ず奥さんのために花を買いに来る」お日様のような笑顔を放つ謎の大学教授・東明に出会う。夏休みに入った頃、東明は彼女にある提案をもちかけた。「自分がバカンスへ行く間、家の庭の世話をしてほしい」。戸惑いながらも了承した桔帆が、東明の自宅へ向かうと。「なんだお前、やっぱストーカーとかだったわけ?」。以前、桔帆が大学に花を届けに行ったときに、彼女を東明のストーカー扱いした「東明の弟子」と呼ばれる不機嫌そうな大学…(続く)
他人と距離を置く孤独な女子高生の桔帆は、バイト先の花屋で「毎月20日、必ず奥さんのために花を買いに来る」お日様のような笑顔を放つ謎の大学教授・東明に出会う。夏休みに入った頃、東明は彼女にある提案をもちかけた。「自分がバカンスへ行く間、家の庭の世話をしてほしい」。戸惑いながらも了承した桔帆が、東明の自宅へ向かうと。「なんだお前、やっぱストーカーとかだったわけ?」。以前、桔帆が大学に花を届けに行ったときに、彼女を東明のストーカー扱いした「東明の弟子」と呼ばれる不機嫌そうな大学院生・綾瀬がそこで待ち構えていて―。東明が仕組んだ、不思議な「同居生活」。三人はいつしか、かけがえのない「友人」となるが、その奇妙であたたかな生活は、ある日突然終わりを迎える―。