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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
羽田 圭介(ハダ ケイスケ)
1985(昭和60)年、東京都生まれ。高校在学中の2003(平成15)年に「黒冷水」で文藝賞を受賞しデビュー。明治大学商学部商学科卒。2015年、「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 羽田 圭介(ハダ ケイスケ)
1985(昭和60)年、東京都生まれ。高校在学中の2003(平成15)年に「黒冷水」で文藝賞を受賞しデビュー。明治大学商学部商学科卒。2015年、「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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僕ら夫婦は、不妊治療をしながら中野で暮らしている。いまや再開発の真っ最中で、サンプラザも閉館してしまった。でも、昔は陸軍中野学校があった。この街は戦前、満州と電信ケーブルで繋がっていたらしい。ふいに聞こえるようになっ…(続く)
僕ら夫婦は、不妊治療をしながら中野で暮らしている。いまや再開発の真っ最中で、サンプラザも閉館してしまった。でも、昔は陸軍中野学校があった。この街は戦前、満州と電信ケーブルで繋がっていたらしい。ふいに聞こえるようになった大陸からの声、変わりゆく友人たちとの関係、時空を歪みと記憶の交錯、魂を吸い寄せる腕時計。ボン・ジョヴィの曲を聴きながら受けた手術で、僕は断絶した歴史と接続してしまったのだろうか―。中野区を舞台に、芥川賞作家が真骨頂を発揮する。第2回東京中野文学賞大賞受賞作。