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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
岩野 卓司(イワノ タクジ)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。パリ=ソルボンヌ大学大学院博士課程修了。博士(哲学)。現在、明治大学教授。専門は、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 岩野 卓司(イワノ タクジ)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。パリ=ソルボンヌ大学大学院博士課程修了。博士(哲学)。現在、明治大学教授。専門は、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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「借りたら返す」―それは本当に常識なのか。本書は、モース『贈与論』の精緻な読解を起点に、シェイクスピア『ヴェニスの商人』や宮部みゆき『火車』といった古典・小説、さらに臓器移植のレシピエントや災害時の相互扶助など現代的事例を通して、贈与交換から資本主義に至る「返礼」の構造を根底から問い直す。鍵となるのは、マオリ族の「ハウ」に秘められた謎だ。借りを本人に返さ…(続く)
「借りたら返す」―それは本当に常識なのか。本書は、モース『贈与論』の精緻な読解を起点に、シェイクスピア『ヴェニスの商人』や宮部みゆき『火車』といった古典・小説、さらに臓器移植のレシピエントや災害時の相互扶助など現代的事例を通して、贈与交換から資本主義に至る「返礼」の構造を根底から問い直す。鍵となるのは、マオリ族の「ハウ」に秘められた謎だ。借りを本人に返さず、別の誰かに贈る―この構造を解き明かし、見返りを求めない贈与が次の贈与を呼ぶ「連鎖」の原理を探る。さらに、レヴィ=ストロース、デヴィッド・グレーバーらの現代思想を参照しながら、借りを「返す」から「つなぐ」へと跳躍させる。経済の新しい地平を切り拓く、著者の新境地。
もくじ情報:序論;第一章 はじまりのモース;第二章 『ヴェニスの商人』の贈与論;第三章 『火車』の資本主義;第四章 もうひとつの贈与交換;第五章 返されない贈与;第六章 贈与のユートピア―借りに先立つ贈与―;結論