今や援助の職にあるものが、自分の使いこなせる、クライアントに喜ばれる、各自のカウンセリングの原理と方法を提示し合い、相互扶助し合う時代である。本書はその先駆である。
もくじ情報：第１章　自己開示・自己主張（ありたいようにあれ―実存主義に学ぶ人生のメッセージ；“生きることの勇気”をめぐって―“孤独への勇気”と“庇護感”　ほか）；第２章　論理療法・サイコエジュケーション、ＳＧＥ（この世の中で頼りになるのは論理である（論理実証主義）；「恐怖心は自分の心の中にある」（時宗の金言）　ほか）；第３章　個別カウンセリングの原理と技法（老婆心（カウンセリング・マインド）；「人は自分が受け取った世界に住んでいる」（現象学）　ほか）；第４章　メンター（師匠）（人生の師、人生のモデル；逆境にこそ学べ―ファイティング・スピリッツ　ほか）

国分　康孝(コクブ　ヤスタカ)
東京教育大学を経てミシガン州立大学博士課程修了。カウンセリング心理学。哲学博士。東京理科大学教授、筑波大学教授、聖徳栄養短期大学教授を経て、現在、東京成徳大学教授、日本カウンセリング学会会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）