教育学におけるモダンとポストモダンの対立を超えＪ．ハーバーマスのコミュニケーション理論を介して人間形成論の新たな地平を切り拓く。
もくじ情報：序章　ハーバーマスと教育学；第１章　教育と教育学をめぐるモダンとポストモダン；第２章　コミュニケーション的理性による啓蒙の理念の再構成；第３章　コミュニケーション的行為と陶冶１―理論的・実践的側面；第４章　コミュニケーション的行為と陶冶２―美的側面；第５章　コミュニケーション的行為による教育的公共性の再生；結章　コミュニケーション的行為の理論の教育学的意義；付論　教育の公共性と政治的公共圏―協議政治の観点から

野平　慎二(ノビラ　シンジ)
１９６４年広島県生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程単位修得。１９９３‐９５年、ＤＡＡＤ奨学生（リューネブルク大学）。琉球大学講師。同助教授を経て、富山大学人間発達科学部准教授。博士（教育学）。教育哲学・教育思想史専攻（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）