現代社会における神話の役割や機能を、日本のサブカルチャーやネットカルチャーを素材に鮮やかに読み解く。

もくじ情報：第１章　ポストモダンの公私（今日のハイパーリアリティ；リゾーム化するサブカルチャー；ポストモダンの公私）；第２章　神話の神話（リンクと想像力；喪の作業；時間操作；リズムの衝突）；第３章　象徴的なものについて（感情資本・自己組織化・構造主義；擬似宗教）；第４章　ネットワーク時代の文学―村上春樹前後（コミュニケーションの地平；ライトノベルとケータイ小説；村上春樹；ハードボイルド的主体性）；第５章　ゲームが考える―美学的なもの（ゲームと機知；ルイス・キャロルの文学）

福嶋　亮大(フクシマ　リョウタ)
１９８１年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。専門は中国近代文学。『思想地図』『ユリイカ』等に論考を寄稿（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）