内容紹介：基層社会と対峙した地方官の現実認識と判断とは？史料の全体像を読み解き、外と内、公と私の両面から明らかにする。『清明集』の世界へ．　胡石璧の「人情」．　劉後村の判語．　南宋判語にみる在地有力者、豪民．　中国社会史研究と『清明集』．　『袁氏世範』の研究史と内容構成．　『袁氏世範』の世界．　袁采の現実主義．　宋代士大夫の「興盛之家」防衛策
もくじ情報：第１部　『名公書判清明集』の世界（『清明集』の世界へ―定量分析の試み；胡石璧の「人情」―『清明集』定性分析の試み；劉後村の判語―『清明集』と『後村先生大全集』；南宋判語にみる在地有力者、豪民；中国社会史研究と『清明集』）；第２部　『袁氏世範』の世界（『袁氏世範』の研究史と内容構成；『袁氏世範』の世界；袁采の現実主義―『袁氏世範』分析への視点；宋代士大夫の「興盛之家」防衛策）

大澤　正昭(オオサワ　マサアキ)
１９４８年宮城県仙台市生まれ。１９７５年京都大学大学院文学研究科博士課程中退。日本学術振興会奨励研究員、奈良大学講師、埼玉大学助教授、上智大学教授などを経て、上智大学特別契約教授、（公財）東洋文庫研究員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）