内容紹介：製造業を中心に、日本・韓国・中国の中小企業が東アジアの地域経済発展に貢献している現状と今後の可能性について、明らかにする。現地調査を通じて得られた具体的事例に基づき、経済学・経営学の両方の立場から検討する。
もくじ情報：東アジア地域内国際分業の深化と中小企業の役割―事例調査をもとにして；日本中小企業の発展プロセスとその経験；中国進出日本中小企業の現状と課題―自転車部品メーカーと金型メーカーの事例から；東アジア自動車産業と日系企業；日本中小自動車部品メーカーの中国市場進出戦略；日中ビジネスの深化と中小企業の中国経営；中国中小企業の発展と特徴；遼寧沿海経済帯における中小企業の発展と課題―新しい環境における産業転換高度化のあり方；韓国中小企業発展の現状と課題；韓国中小企業の再編成と高度化―釜山地域における製靴産業の事例；調査報告Ａ　中国湖南省株洲市経済企業調査（２０１２年１２月）報告；調査報告Ｂ　韓国釜山地域中小企業高度化の現状―２０１３年８月実態調査報告；調査報告Ｃ　中国大連・営口経済企業調査報告―遼寧沿海経済帯産業高度化の現状と東北アジア中小企業協力の可能性

松野　周治(マツノ　シュウジ)
立命館大学名誉教授。１９５０年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学