飛行力学の基礎となる運動方程式や飛行特性解析式について、その導出過程を極力省略しないで詳細に記述している。また、入門者にはやや親しみにくいと思われる、飛行制御に関わる事項についても、多くの例題を通して平易に解説することをこころがけた。航空機設計開発に携わる現場技術者や、この分野の研究を目指す学生にとって必携のテキストとなる。
もくじ情報：第０章　航空機の飛行運動；第１章　航空機運動の基礎式；第２章　縦系の機体運動；第３章　横・方向系の機体運動；第４章　縦系の飛行制御の基礎；第５章　横・方向系の飛行制御の基礎；第６章　ダイナミックインバージョン法；第７章　縦と横・方向の連成運動；付録　制御系解析…（続く）

片柳　亮二(カタヤナギ　リョウジ)
１９４６年群馬県生まれ。１９７０年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。１９７２年東京大学大学院工学系研究科修士課程（航空工学）修了。同年、三菱重工業株式会社名古屋航空機製作所に入社。Ｔ‐２ＣＣＶ機、ＱＦ‐１０４無人機、Ｆ‐２機等の飛行制御系開発に従事。同社プロジェクト主幹を経て２００３年金沢工業大学教授。博士（工学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）